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導入事例:Copilot社内展開を「ユースケース作成」で加速した伴走支援(製造業A社)

生成AI(Copilot)を導入しても、「現場で使われる」「部署横断で広がる」まで到達できない――。

製造業A社では、Copilotの社内展開に向けて
ユースケースを“成果物”として整備し、横展開可能な社内資産にする
ことで、組織への定着と利用者の拡大を同時に進めました。

このプロジェクトでは、以下の活動を一気通貫で伴走支援しました。

  • Copilot活用方法の研修
  • AIアンバサダー(部門で横展開を推進するメンバー)活動の設計
  • ユースケース作成
  • 効果測定
  • AI活用方法のナレッジ化

背景:導入研修後に残る「実装の壁」

現在、多くの企業が同様の課題を抱えてるように
この事例の企業でもCopilotの利用は始まっていたものの、
全社展開をどうすべきが課題でした。

  • 効果が見えない:費用対効果を示しづらく、投資判断・拡大判断につながらない
  • 横展開が進まない:個人の工夫が共有されず、部署ごとに取り組みが分断される
  • 運用・統制方法がわからない:データ保管や再利用ルールが曖昧で、拡大時のリスクが気になる

本プロジェクトでは、ユースケース作成を中核に据え
「効果見える化」→「投資判断」が可能な状況を作りつつ、
横展開時の運用・統制方法を並行で推進しました。

支援内容:ユースケースを量産することで“成果の循環”をつくる

今回の支援は、単発研修ではなく、現場で成果を創出できる仕組みづくり。
進め方(定着・横展開の6ステップ)は

  1. AIアンバサダー設計(部門横断・少人数でスタート)
  2. ユースケース発掘(業務を「探す・整える・書く」に分解し、効果が出やすい領域から着手)
  3. Before/After整理(手順と時間を記録し、再現可能な形にする)
  4. 効果測定(1回あたりの短縮→頻度換算で年換算の根拠を作る)
  5. ユースケース集として資産化(プロンプトも含めて“そのまま使える”形に統一)
  6. 共有会・発表で横展開(社内PR→新規ユースケース創出へ循環)

成果:16人のアンバサダーが作成したユースケースだけで4人日の削減効果

AIアンバサダー 16名 が業務シーンで実際にCopilotの活用を進め
利用シーン、プロンプト、結果、Before、After、定性・定量効果、Tipsを可視化しました(集計時点)。
プロジェクト期間中もレベルアップするCopilotに一喜一憂しつつ
ユースケース集を “社内で再利用できる資産” として整備。
その効果は

  • ユースケース:43件(共通/営業/間接/製造/技術の横断)
  • 削減効果合計:1,877分(約31時間)=約4人日相当
  • 上記をいつでも利活用できる “ユースケース資産” として整備

ユースケース概要:現場での活用イメージ(抜粋)

「何が、どう変わって、どれだけ効いたか」が伝わる代表例です。

1)展示会アンケート集計の自動化(営業)

  • Before:Excelで手作業集計(約2時間) → After:Copilot活用で自動集計(約5分)
  • 効果:集計工数を大幅削減。追客・分析など“売上につながる業務”へ時間を再配分

2)仕様・条件の調査(Deep Think活用)(営業)

  • Before:Web調査を手作業で整理(約1時間/件)→ After:短時間で要点整理(約5分/件)
  • 効果:調査時間の短縮に加え、調査のばらつきを抑えて品質の標準化に寄与

3)問い合わせメール返信の効率化(営業)

  • Before:文面作成・確認込みで3〜5分/件 → After:テンプレ+差し込み中心で30秒〜1分/件
  • 効果(例)年間 約125時間削減(1日10件×250日×3分短縮換算)
    さらに、文面品質の均一化・誤記/誤送信リスク低減・返信スピード向上

4)社内資料検索の効率化(営業・間接)

  • Before:共有フォルダ検索で迷子(30分かかることも)→After:必要資料の候補提示+要点要約(即時)
  • 効果:検索工数の圧縮と、自己解決率の向上(属人化の低減)

5)用語集・教育コンテンツ作成(間接)

  • Before:調査・要約・転記で2.5〜4時間 → After:一括生成し、確認・微修正へ(約5分)
  • 効果:作業時間を大幅削減(例:3時間→5分)。表現の統一で教育品質も向上

6)社内規程QAの自動化(間接)

  • Before:規程探索〜回答で30分/件の負荷が発生 → After:該当箇所提示+要約で即時回答
  • 効果:問い合わせ対応の工数を圧縮し、担当者負荷を軽減

7)設備マニュアルのFAQ化(製造)

  • Before:取説探索に5〜10分、確認待ちが停止ロスにつながる → After:チャットで30秒〜1分で回答
  • 効果:情報取得時間を平均約90%削減し、現場停止リスクの低減に寄与

成功要因:日常業務に忙殺されるアンバサダーとの定期的なコミュニケーション

  • 研修後、業務に戻ると日々の活動に忙殺されるメンバーとの定期的なMeeting
  • 利用方法、できないことをMeetingで確認し、対策方法を提供
  • 機能アップ情報を適宜提供し、よりレベルの高いユースケース作成のチャレンジを促す

次の一手(全社展開フェーズに向けて)

ユースケースで効果を可視化できたことで、
標準化・統制・エージェント活用 を含めた全社運用へ移行しやすくなります。
今後は、これらのユースケースを業務を埋め込み定常的に削減効果を創出する業務づくりへ移行します。

Copilot/生成AIの社内展開を「研修で終わらせず、成果が出る運用に落としたい」企業様へ。
ユースケース作成・効果測定・横展開の仕組み化まで、伴走型で支援します。
→ 「お問い合わせ」からご相談ください。

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辻村裕寛(つじむらやすひろ)代表取締役兼CEO

IT系ベンチャー企業、SIer、コンサルティングファームを経て独立起業。現在は、働きがいと豊かさで次世代が夢を描ける社会を創るをMissonに、企業業と働く人々へのコンサルティングで持続的な変革を支援し新しい価値を創造ことをvisionに掲げ活動しております。お客様には①「変化を見抜き価値を創る」コンサルティング、②「学びで育む次世代の成長」を支える研修講、③「知恵を届け未来を動かす」執筆サービスを価値としてお届けしております。