創業当時に策定した人事評価を事業拡大と成長の方向性を踏まえた人事評価制度に刷新

【お客様】

  • お客様 : 映像音響機器の関連企業 管理部門
  • 規 模 : 中堅企業 従業員数 約300人
  • 期 間 : 約1年(月次の訪問形式で検討を推進)

【概 要】人事評価制度見直しと企業MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)の策定

人事評価制度の策定。人事評価制度を検討する中で社員のあるべき姿を改めて明確化するため、会社と社員の成長の方向性を合わせることを目的に、企業のMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)を見直し再設定しつつ、人事評価精度を構築した事例。

【依頼背景】創業当時から活用している事業評価制度見直しを手伝ってほしい 

以前SIerに所属していた時にシステム構築を支援させていただいたお客様から、私が中小企業診断士の資格を取得したことを知り、検討を手伝ってほしいと依頼された案件。経営幹部となったお客様と膝を付け合わせながら、社員に成長してもらいたい姿、その姿に近づくための人事評価の在り方を納得いくまでディスカッションし、頑張る人の成長を後押しできる公平・透明性・納得性のある制度を設計。

【内 容】企業の方向性と、企業・従業員の成長を踏まえた評価の形を設定

  • 人事評価方法の検討では従業員の成長を視野に入れた検討が必要になると同時に、その企業にとっても従業員が重要な働きをするための仕組みづくりが求められる。そのため、評価制度の検討の方向性を示したのちに、MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)を管理部門メンバー、最後は取締役に最終化いただき設定。
  • その後、職制・職位、グレードを新たに定義し、それぞれに求められる能力と仕事での振る舞い方を設定した。この時点で評価シートトライアル版を作成し社内の一部で運用し細部を調整
  • トライアル部門の意見を取り入れながら、評価の考え方評価シートを作成し、各職制、職位毎に評価シートを細分化。最後はIT化を進め社内展開を進めるところまでを支援

【成果物】ご支援を通して共同で作成した成果物

  1. 【成果物】人事方針の設定
    経営理念・ビジョンを設定し会社・社員が向かうべき方向性を基本方針と行動理念を定義。
    人材育成目標を明文化することで伸ばすべき能力を明確化。
  2. 【成果物】人事評価制度の基本方針
    人事方針を踏まえて、職制・職位・グレード等の検討に着手し、それぞれに求められるレベルを検討。並行して仕事の内容を確認を進め、評価項目及び評価軸を定義。
  3. 【成果物】評価項目定義とトライアルシート作成
    職制・職位・グレード毎に評価項目を定義し、実際に評価場面を想定した評価シートを作成。既存評価シートと並行で新シートのトライアルを推進し、現場の声を踏まえた形にブラッシュアップ。
  4. 【成果物】新人事評価説明資料と評価シート
    社内に新たな人事評価制度(人事評価の考え方、選択する評価シート、評価方法の説明書を作成)、評価シートを作成して納品。

【効 果】お客様取締役と定期的な打ち合わせにより求める評価制度を構築

取締役が積極的に検討をリーディングしていただいたこともあり、企業のMVV検討から人事評価制度の策定と、経営の根幹部分を担う新たな人事評価制度を作成。

辻村裕寛

代表取締役兼CEO

IT系ベンチャー企業、SIerで約10年、コンサルティングファームで20年弱重視しディレクターになったのちに独立。現在は、中小企業診断士、PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)の資格を活かしつつ、大企業から小規模事業で幅広い業種、分野でコンサルティングサービスを提供。また、コンサルティングノウハウのコラム執筆、講師業なども提供しております。