大手社会インフラ設備企業における新規事業コンサルティング(スタートアップ連携による新ソリューション構築)

【お客様】

  • お客様 : 社会インフラ設備企業 システム事業部
  • 規 模 : 大企業 従業員数 約3,500人 クライアント:IT企画本部
  • 期 間 : 3ヵ月(リモート会議を隔週で実施)

【概 要】新規事業検討手順の設定とアイデア出しを支援

  • 自社向けに構築してきたデジタル化ノウハウを活用し、外部向けデジタルソリューションを検討したプロジェクト。サービスの特徴を強化するとともに、お客様課題のカバー範囲を広げるため、他社サービスとの連携を進める。
  • 検討時点ではスタートアップ4社のソリューションを連携候補としていたが、自社サービスとのを提供するお客様の明確化と、自社の強みを更に強化するソリューションの組み合わせを検討しサービス内容を設定するコンサルティングを提供。

【依頼背景】検討が進まない、ソリューション検討方法がわからない

  • 自社でサービス展開を進めてきたが、計画通りの売り上げを達成できていない。新規事業として成功させたいが、具体的な動き方がわからない。
  • また、検討リソースも十分に確保できず検討が進まない状況に陥っており、最適なソリューションの選択と連携方法を具体化し新ソリューションの構築・展開方針を作成してもらいたい。

【内 容】現状把握、問題点整理、ソリューション構築ノウハウの提供

  • ITサービスの営業活動状況の整理方法、ターゲットとするお客様・協業先の分析方法をコンサルティング。その後、新規事業検討の進め方手順、ポイントを織り込み、3ヵ月の期間内で終了するスケジュールを策定。
  • 役割分担では、お客様にこれまでの活動状況や連携先企業の情報をまとめていただき、弊社はデザイン思考を活用したターゲットの顧客、課題分析、提供する価値・ITサービスのコンセプト検討及び会議ファシリテーションを弊社が担当。
  • 協業先候補企業のソリューション調査、調査結果を踏まえたソリューションのかけ合わせ、連携によるメリット・デメリットを整理することで、お客様に最適な連携方法を判断いただく検討材料を作成し意思決定を促進。

【成果物】ご支援を通して共同で作成した成果物

  1. 【成果物】スタートアップ各社のソリューション特徴と解決する課題、ターゲット顧客の整理
    連携候補となっているソリューションの特徴、ターゲット顧客を明確化。ソリューション連携を検討する際のインプット情報を整理。
  2. 【成果物】既存ソリューションの訴求ポイント整理
    ターゲット顧客のペインポイントを再整理し、既に展開しているソリューションの提供価値を再整理。ソリューションにより解決する課題を再検討し、デザインシンキングを用いて可視化
  3. 【成果物】顧客ターゲット、解決課題を軸に連携ソリューションのメリデメ整理と意思決定の促進
    既存ITサービスと複数ある連携ソリューションごとに、連携による効果、逆に生じるデメリットを整理し、お客様にて適切に判断するための検討材料を策定し、お客様の意思決定を支援。

【効 果】3ヵ月で新ITサービスのコンセプトを明確化

  • 空中戦になっていた議論を、会議前に論点設定し事前展開することで、中身の濃い検討ができる状況に改善。
  • 意思決定に必要な情報を迅速に調査、整理することで、お客様にて正確な判断を実現するための材料を提供。
  • 次回までのTodo設定により検討を迅速化。これまで進まなかったITサービスコンセプトを3ヶ月で着地。

辻村裕寛

代表取締役兼CEO

IT系ベンチャー企業、SIerで約10年、コンサルティングファームで20年弱重視しディレクターになったのちに独立。現在は、中小企業診断士、PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)の資格を活かしつつ、大企業から小規模事業で幅広い業種、分野でコンサルティングサービスを提供。また、コンサルティングノウハウのコラム執筆、講師業なども提供しております。