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サウナで爆音ミュージック流るる

先日、気になっていた近場の銭湯に立ち寄ったときのこと

銭湯の看板に「サウナ」の文字があり、なんとなく誘われるように入ってみることにした。室温は高めで、体の芯からじんわり温まり、ふう、と一息。

「これは当たりだ」と思った、そのまさに瞬間——

\いえーい!We Are 〇〇男子!/

爆音で元気いっぱいのボーイズソングが室内に轟きわたった。それと同時に、ネオンカラーの間接照明がチカチカ光り出し、横からスチームがぶしゅー。

ここ、フェス会場でしたっけ……?

どうやらサウナイベントで、1時間に4回「ミュージックタイム」が発動するらしい。悪くはないが、あまりにも爆音かつ元気いっぱいの歌が流れるので、私の中のサウナとのギャップが激しく、違和感がすごかった。

私の中のサウナは——

沈黙の中でじんわりと発汗を待つ時間。もしくは、お茶の間のテレビ番組をぼーっと眺めながら、「このあとビールかな〜、オロポかな〜」なんて考える場所。だから、ここのサウナの演出が悪いわけじゃない。
でも、ただただ、その演出と、そこにいる人たちの“沈黙の座禅状態”との温度差がすごい。……サウナだけに。

他にも、個人的に違和感を覚えることは、


花火大会×夏のヒットソング

あのヒュ〜〜〜ルルル、ドッカーーン、からの「た〜まや〜」が、私の中の花火の様式美。なのに横でJ-POPが流れ始めてしまった瞬間に、どこに気持ちを合わせたらいいのかわからなくなる。

あと、ヨガ中の語りも私には合わない。

これは海外での経験だが、ヨガ中に先生が「インヘ〜ル……ディープオ〜シャン……チェイスザスター……」と延々語りかけてくるスタイルだったのだが、全く集中できなかった。呼吸を聴きたいのに、音声ナビが強すぎる。

こだわりとは言わないが、自分の中では「これが良い」と思っているスタイルに、真っ向から逆行する演出というのは、もうノイズでしかない。


みなさんにも、「これは余計だなぁ〜」と思った瞬間、ありませんか?




あなたの“ちょうどいい”を探すために
このような「ちょっとした違和感」や「心地よさ」を大切にした視点で、日常を見つめ直すコラムやアイデアを更新中。詳しくは、 
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森京

ライター

コンサルタントとして働いている傍ら、ライターの仕事をしています。最近はお家ご飯のクオリティを上げるべく、食器集めにハマっています。