#3 マイブーム

いきなり訪れるマイブーム。おそらく、みなさまが使っている”マイブーム”の意味合いと比べると、私の”マイブーム”はかなり単発的なものですが

「何これ・・・美味しい!」

「何これ、めっちゃいい!」

となると、狂ったようにその食べ物、音楽、サービスを摂取するようになります。

 最近だと、フレンチトーストのマイブームが舞い降り、5日間連続で朝ごはんにフレンチトーストを食べていました。昨年の冬には湯豆腐ブームが舞い降り、毎日連続ではないにせよ、週に3日は湯豆腐を食べていました。ちなみにこの湯豆腐生活のおかげで、顔まわりが少しスッキリしました。

 

音楽に関しては10代の頃から変わらず、気に入ると1週間はその曲だけを聴いてしまいます。文字通り、永遠に聴いていられるので、再生ボタンをいちいちおしては電柱にぶつかりそうになりました。今はループ再生機能があるのでありがたい限りです。他にも、なんでもかんでも料理にレモンをかける”レモンブーム”、週4で回転寿司に通う”寿司ブーム”、糸にビーズを通すことにハマる”ビーズブーム”・・・などなど。単発ですが、取り憑かれたように一点集中モードになってしまうので、後々振り返ると自分でも笑ってしまいます。

 取り憑かれるといえば、学生時代の親友が遊園地のあるジェットコースターにハマってしまい、暇さえあればそれに乗りに行っていた時期がありました。「ジェットコースター乗りに行かない?(笑)」と頻繁に誘われましたが、電車で1時間もかかる場所だったので、ほとんど断っていました。ただ1回だけ、「そんなに良いものか?」と思い付き合った記憶があります。確かに楽しかったのですが、友人が取り憑かれるほどの魅力までは感じられませんでした。

 ほんの一瞬の”マイブーム”は、後々自分でさえ「なぜあんなにハマっていたのだろう?」と不思議に思うことがあります。しかし、”マイブーム”がある生活は「これさえあれば元気が出る!」と思わせてくれるので、対象が何であれ、夢中になるモノやコトとの出会いは常に必要なのかもしれません。

 とはいえ、毎朝フレンチトースト、料理はレモン風味ばかり、3日連続の回転寿司など、誰かのマイブームに付き合わされる側の人は少々迷惑かもしれません。あくまで”マイ”ブームに留められるよう、周りへの配慮を忘れないようにしたいと思います。

森京

ライター

コンサルタントとして働いている傍ら、ライターの仕事をしています。最近はお家ご飯のクオリティを上げるべく、食器集めにハマっています。