【株式会社 東亜製作所の事例】導入設備の非稼働時間を活かした事業のマーケティング支援


【お客様】

 ・ 企業名 : 株式会社 東亜製作所(東京品川区)
         代表取締役 畑木吉正様
 ・ H P : https://toa-ss.com/company
 ・ 業 種 : 製造業(特殊・高速モーター設計開発製造/
         小ロット特殊加工対応/
         各種巻線・加工・バランス調整
 ・ 事業内容: 医療機器、建設機械、産業機器向けのモーター製造
 ・ 規 模 : 資本金1,000万円 従業員12名

【抱えていた課題】

東京都品川区に拠点を構える東亜製作所では、高精度なモーターを製造する中で、モーターのバランス調整を行うためのバランシングマシンを保有していました。しかし、この設備の活用について以下のような課題を抱えていました。

  1. バランシングマシンの稼働率が低い
    • 受注量の変動が大きく、設備の稼働率が10%程度にとどまっていた。
    • 設備の固定費負担が大きく、収益性の向上が求められていた。
  2. 新規事業のアイデアがあるが、具体的な展開ができない
    • バランシング技術を活かした新サービスを検討していたが市場調査や実行プラン策定が進まなかった。
    • マーケティングノウハウが不足しており、ターゲットの明確化や販促戦略の立案ができなかった。

【コンサルティング内容】

ネクサライズコンサルティングは、既存設備の活用可能性の分析から、マーケティング戦略の策定・実行支援までを一貫してサポートしました。

  1. 既存設備の活用可能性の分析
    • バランシングマシンの実際の稼働時間を分析し、新サービスで対応可能な受注規模を算出。
    • 既存の取引先以外の企業でバランシングサービスが求められる市場をリサーチ
  2. マーケティング分析とターゲット設定
    • バランシング設備を導入できない零細企業(設備投資コストが負担となる企業)
    • 試作品・小ロット生産を行う企業(高精度バランシングが求められるケース)
    • 4P分析(製品・価格・流通チャネル・プロモーション)と4C分析(価値・コスト・利便性・コミュニケーション)を用い、自社の提供価値を明確化。
  3. マーケティング実行計画の策定と支援
    • 零細企業向けの「小ロット受託バランシングサービス」を新たに開始する方針を決定。
    • 新サービスの認知度向上施策として、以下を実施:
      • 自社ホームページに特設ページを開設し、SEO対策を強化。
      • 販促用パンフレットを作成し、展示会・商談時に活用。
      • 既存顧客へのサービス案内を強化。

【成果】

  1. 販促活動の成果
    • ホームページに特設ページを開設し、検索流入が増加。
    • サービス紹介パンフレットを活用した営業活動により、問い合わせ件数が30%増加
  2. 設備の稼働率向上
    • 新規顧客として零細企業との取引が決定
    • 既存顧客向けの追加サービス提供が進み、受注が20%増加
    • バランシングマシンの稼働率が10% → 30%に向上し、収益の柱として成長。

【クライアントの声】

「バランシングマシンを活用する新規事業を考えていましたが、どこから手をつけてよいかわかりませんでした。ネクサライズコンサルティングの支援により、具体的なマーケット分析と販促戦略を立てることができ、新たな収益源を確立できました。今後はさらなる顧客開拓を進めていきたいです。」

【まとめ】

この事例では、稼働率の低いバランシングマシンを活用し、新規事業を立ち上げる支援を行いました。その結果、設備の稼働率向上と新規顧客の獲得に成功し、持続的な収益向上を実現しました。

  • 貴社でも「遊休設備の有効活用」や「新規事業の立ち上げ」に課題を抱えていませんか?
    ネクサライズコンサルティングでは、貴社の強みを活かした事業展開を支援いたします。ぜひお気軽にご相談ください!

辻村裕寛(つじむらやすひろ)代表取締役兼CEO

IT系ベンチャー企業、SIer、コンサルティングファームを経て独立起業。現在は、働きがいと豊かさで次世代が夢を描ける社会を創るをMissonに、企業業と働く人々へのコンサルティングで持続的な変革を支援し新しい価値を創造ことをvisionに掲げ活動しております。お客様には①「変化を見抜き価値を創る」コンサルティング、②「学びで育む次世代の成長」を支える研修講、③「知恵を届け未来を動かす」執筆サービスを価値としてお届けしております。