建築設計士事務所の経営可視化・成長戦略策定で売上3倍・法人成を実現


【お客様】

【概 要】資金繰り可視化・成長戦略策定支援

経営概況を把握し、喫緊の課題である資金繰りを可視化し資金面の安心感を高めることに注力。その後、成長の方向性を社長と話し合い事業拡大に向けて伴走支援

【依頼背景】事業の課題や方向性を話せる人がいない

代表が一人で数年間事業を運営してきたが、資金繰りの安定化、案件獲得、成長の方向性など考えはあるものの、相談できる相手がいない。そのため、思考が自身の中にはあるがもやもやした状態で可視化できておらず、具体的な施策に落ちないという悩みを抱えられていました。お客様の負担を少なくする商工会議所の施策を活用してコンサルティングを開始

【内 容】商工会議所施策を活用し負担の少ない伴走支援

  • コンサルタントを採用する際に一番の悩みは、お金はかかるが効果が見えないので頼みずらい。話を聞いてアドバイスしていなくなってしまうのでは?という点。 まずは、こうした不安を解消するために商工会議所の支援施策「中小企業活力向上プロジェクトアドバンス」を用いて、お客様に負担のない形で支援を開始。
  • 企業経営状況を、「経営・戦略」「マーケティングミックス」「組織・人事」「運営管理・IT」「財務管理「危機管理」の視点で網羅的に把握し、今後の課題を明確化。各領域ごとの課題から実施する施策を具体化。中小企業の悩みは人的リソースが少ないので一気に活動を進めるのではなく、施策を優先順位付け・スケジューリングし1回/月の訪問で少しづつ前に進めました。
  • 施策推進時に必要な資金面サポートでは、補助金なども活用することで、お客様の資金面の負担を最小化して推進しています。

【成果物】ご支援を通して共同で作成した成果物

  1. 【成果物】(商工会議所)活力向上チェックシート&経営分析報告書
    「戦略・経営者」「マーケティング」「組織・人材」「運営管理」「財務管理」「危機管理他」について企業内での取り組み状況を把握。今後力を入れるべきポイントを経営分析報告書として整理。経営の全体概況を把握し支援の方向性、取組施策を具体化
  2. 【成果物】案件管理&資金繰表
    損益計算書、貸借対照表及び稼働案件・提案案件を確認しながら案件毎の入出金タイミングを明確化する形で作成。これにより、PL、BSからだけでは把握が難しい入出金タイミングを可視化することで先手での資金繰り対策を実現。
  3. 【成果物】中期経営計画
    社長が目指す5年程度先の事業ポートフォリオ、目標売上額などをディスカッションを通して資料化し経営バイブルとして位置付け。年度ごとの売上金額、獲得案件数の明確化で活動計画を具体化。
  4. 【成果物】補助金の獲得
    広告やホームページ改修を目的とした小規模事業者補助金の事業計画の検討を通して申請書類の作成をアドバイス。補助金を獲得し効率的な広告宣伝活動を実現。

【効果】資金繰り安定、売上3倍、事業も拡大

資金繰可視化及び運転資金確保による経営安全性を確保。また、社長の考える設計に対する想いを明確化することで企業アイデンティティの見直しを進め、広告宣伝、ホームページ、SNSを通して訴求力を強化することで、売上を3倍に拡大した。現在では社員も採用し、設計した建物がドラマで活用され、「A’ Design Award & Competition 2022-2023」 シルバー賞を受賞しイタリアの表彰式に参加。活躍の場を大きく広げています。

辻村裕寛

代表取締役兼CEO

IT系ベンチャー企業、SIerで約10年、コンサルティングファームで20年弱重視しディレクターになったのちに独立。現在は、中小企業診断士、PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)の資格を活かしつつ、大企業から小規模事業で幅広い業種、分野でコンサルティングサービスを提供。また、コンサルティングノウハウのコラム執筆、講師業なども提供しております。