某乳製品メーカーの人気商品「さけ○チーズ」。
一度は食べたことがある、もしくはスーパーで見かけたことがある商品かと思いますが、
どうやって食べますか?
そんなの聞くまでもないでしょ、と思う方が大半かもしれません。
しかし、我が家の同居人ときたら、まるでバナナを食べるかのように、ばぐっと丸かじり。
さいて食べるからこそ美味しいんだと何度訴えかけても、バナナ食いをやめる気配はありませんでした。
しかし先日、突然同居人がさけ◯チーズをさいて食べるようになったのです!
長い時間をかけて、やっと正しい(と私が思う)食べ方を受け入れ、
我が家のさけチ紛争はついに収束を迎えたのでした。
さて、我が家のさけチ紛争は極端な例ですが、他人の食べ方に対して
「それは違うでしょ!」「やめーい!」とツッコミたくなること、皆さんにもありませんか?
私の場合、ラーメンを一気にすすらず途中で麺をプツッと切る人を見ると、
「一気にいけーい!」と思ってしまったり、コース料理の前菜を3秒で平らげる父には、
「もっとゆっくり食べてくれー!」と心の中で叫んでしまいます。
とはいえ、食べ方なんて人それぞれ。他人に強制されるものではないし、
本人が美味しく、気持ちよく食事を楽しむことが何より大事ですよね。
以前、とあるテレビ番組で
「讃岐の人はうどんののどごしを楽しむ」と紹介され、
現地の人がうどんを飲み込んでいる映像が映されました。
単純な私は感化され、早速某有名うどんチェーンに向かい、
ぶっかけうどんを注文。
ドキドキしながら一気にうどんを喉に流し込んだのですが、
窒息寸前。何度挑戦してものどごしの良さを感じることはなく、
終始涙目の一杯になってしまいました。
他にも、下町育ちの方にもんじゃ焼きの食べ方をレクチャーされたことがありましたが、
なかなか上手にヘラが使えずイライラ。最後には半ギレ状態でもんじゃを食べたこともありました。
最低限の作法やルールは守るべきですが、食事の本質は楽しく食べること。
食べ方の「正解」とされる独自ルールは、その食文化を長年愛してきた人が辿り着いた方法であり、
決して他人に強要すべきものではないと、うどんで涙した私は声を大にして言いたいものです。
もしまた同居人がさけ◯チーズをバナナ食いすることになったとしても、
チクチク言わず、温かい目で見守ってあげたいと思います。
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